4月15日(日)東京・ディファ有明にて、REBELSプロモーション『REBELS.11』が開催され、メインイベントでは梅野源治(PHOENIX)とゴンナパー・シリモンコン(タイ)が対戦した。
2月24日、タイ・ルンピニースタジアムでゴンナパーに判定負けを喫した梅野は、今大会で早くもゴンナパーとリマッチを行う。「今はこの相手以外、考えられない」と梅野が頑なに希望したことで実現した。対戦当時、ルンピニーのランキングは梅野が7位、ゴンナパーが8位だったが、現在は梅野が10位でゴンナパーが7位。ここで勝利すれば、同スタジアムのランキング査定の材料になるかもしれない重要な一戦で、梅野のリベンジなるか!?
1R、ゴンナパーはグローブを合わせると同時に、挑発的に前蹴りで梅野を突き飛ばす。梅野は左ローからワンツー、ゴンナパーも左ローを返す。ジャブを突き、左ローにつなげるゴンナパーに、梅野は左右フックとアッパーから左ロー。
ゴンナパーの右フックがカウンターで梅野にヒット、ゴンナパーはパンチで攻める。梅野はヒジで応戦するが、ゴンナパーにやや押されたか。
2R、ゴンナパーが顔面前蹴り! パンチでガンガン前に出るゴンナパーに梅野は左ミドル、組んでのヒザ蹴り。梅野は細かい連打から左ロー、組んできたゴンナパーにヒジをヒットさせていく。離れ際にも左ロー。
それでもパンチで攻めるゴンナパー、梅野は連打からの左ローとヒジ、右ストレート。ゴンナパーもヒジ、フックの相打ちから梅野が左ローを連打。
3R、組んでくるゴンナパーにヒジ。梅野はパンチにはパンチ、ローにはロー、ヒジにはヒジを打ち返す。ヒザの蹴り合いでも負けていない。さらに梅野は右フック、右アッパーをヒットさせる。
しつこく組んでくるゴンナパーに、梅野はヒザで押さえつけながらの右ヒジ! ゴンナパーもヒジを返し、梅野は離れると左ロー。梅野やや有利も接戦が続く。
4R、梅野が左ローから右フック、パンチの連打から左ロー、組んでくるゴンナパーに細かい連打を当てるが、ゴンナパーは組み付いてヒザ。さらにパンチも出してくる。梅野が組み際にヒジを会わせ、組まれたあともヒジを叩きつける。これでゴンナパーは流血。ドクターチェック後、梅野はパンチの連打と左ロー。梅野が鮮やかな足払いでゴンナパーを転倒させると、ゴンナパーも首相撲で梅野をコカしてヒザを落とす。
2度目のドクターチェック後、梅野は右フック、左ロー、右ストレート。さらに顔面への前蹴りと完全に優勢に立ち、ゴングが鳴ると胸を叩いて"どうだっ!"とアピールする。
5R、パンチで前へ出る梅野にゴンナパーは左ハイキック。梅野はニヤリと笑い、さらにパンチでボディを攻めていく。首相撲に持ち込んでのヒザ蹴り、右ヒジ。
するとこここで、梅野が手を止めてリング内をぐるぐると回り始める。ゴンナパーもそれに応じて戦いをやめる。梅野のパフォーマンスはタイで勝利を確信した選手がやる仕草。ゴンナパーは負けを悟り、試合をあきらめたのだ!
しかし、梅野はそこからさらに追撃を開始。完全に戦意を喪失しているゴンナパーへ、パンチと左ミドルで猛攻を加え、文字通りボッコボコにしてしまう。判定は大差で梅野の勝利!
梅野は「2月にゴンナパーとタイでやったんですが、全然自分の動きが出来なくて負けてしまいました。タイ人のトレーナーが自分の見えないところで泣いていたと聞いて、今回は絶対に勝ちたかった。まだ決定ではないですが、6月にルンピニーで試合をすると思うのでまた応援お願いします」と、ルンピニースタジアムへの再出撃を予告した。
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